オリンピック・パラリンピック体験記(1)
プログレス会で講師のアシスタント(アドバイス・添削 etc)
に従事している名村穣司先生(英検1級所持者)が
オリンピックでの通訳・翻訳の仕事にトライしました。
その時の体験記をシリーズで掲載します。
興味のある方、ご一読ください。
このレポートで英語に更に関心を深め、自分の世界を広げるツールとして
またグローバルにチャレンジできる礎として
学習に努力していただけたら幸いです。(代表 木田)
オリンピック・パラリンピック(オリパラ)での自分の主な仕事内容は
テニス会場でのアスリートエスコートでした。
オリパラのボランティアの中でも仕事内容は
選手村、空港、会場、顧客の誘導などさまざまありました。
私はラオスでテニスをやっていたことと、英語が話せるため、
選手に近いところでの活動を希望したところ、希望が通り、
選手と直接かかわるポジションで通訳として活動することができました。
アスリートエスコートとは具体的に、
アスリートを試合会場であるテニスコートに誘導することです。
オリパラほどの大きな大会になると、テニスコートが12面ほどあり、
選手に任せてしまうと、確実に会場の中で迷ってしまうため、
私たちボランティアが、
試合前は集合場所から試合会場までエスコートしなければなりません。
試合後は選手を試合コートからメディアの方がいるミックスゾーンまで誘導しました。
この試合前と試合後の選手の誘導が自分のポジションの主な仕事で
多くの選手と話せ有意義でした。
実際の現場は有明テニスの森という会場でオリパラ仕様になっており、
会場に入るためには空港のような保安検査や入念な本人確認が必要でした。
しかしそのセキュリティーを通過すると、
世界各国のトップ選手やコーチなどが目の前に歩いています。
廊下などではトップ選手とすれ違い、気持ちが高揚します。
警察官の数も大規模で、
会場一帯の周りには中が見えないように高いフェンスがありました。
オリパラ独特のオーラだったり、
雰囲気を直接肌で感じつ頃ができて素晴らしくよかったです。
次号に続きます。