オリンピック・パラリンピック体験記(3)
前号の続きでオリンピック・パラリンピック体験記をお送りします。
<パラリンピック>
パラリンピックではオーストラリア代表、車椅子テニスクアードで
世界ランキング1位のDylan Alcott(ディラン・アルコット)選手とも
たくさん話す機会がありました。
雨により、試合順が遅かったディラン選手の
エスコートも担当した際には試合後には以下のような会話がありました。
私:Sorry for making you wait, it must have been a long day for you.
ディラン選手:No its totally okay, I have just slept most of the time on bed.
私:You are the world champion for a long time, I hope to see that gold medal with you.
ディラン選手:Thanks mate, I will try my best.
このように、私のポジションでは英語を使って話したほうがわかりやすく、
親切なエスコートができたと思います。
オリンピックでは会場内でのルートの細かい指示や、
試合前や試合後の誘導で英語を使用していました。
パラリンピックではオリンピック同様の仕事に加えて、
車椅子の管理やバッグの置き場所などについても
選手とさらにコミュニケーションを取らないといけませんでした。
パラリンピックでも自分の英語能力を余すことなく生かすことができました。
他のボランティアは選手とは基本的には会話をせずに誘導するだけでしたが、
私は得意な英語を使って積極的に会話をしていきました。
そうすると、選手たちも珍しがってくれて、
積極的に話してもらいアスリートと直接触れ合うとても良い経験になりました。
次号に続きます。